3月になって1つ目の記事
年間100本のブログを書きたいと思っていたが、早々にペースを落としてしまい目標がかないそうにないので、変に目標を決めず、でも心の底では50本以上100本以下ぐらいなテンションで続けていく所存。
コンサルタントのおしごと
いまの仕事における自分の肩書はコンサルタントである。
世の中一般のイメージでは、コンサルタントはロジカルシンキングを駆使する人というイメージがつよいのだろうか。
自分の場合は、「主にデジタルサービス・マーケ・WEB領域」かつ「ユーザリサーチが得意」なコンサルタントとして仕事をしている。
事業方針が発表され、今後はより、顧客を惹き付ける体験設計、エクスペリエンスデザインの方向に舵をきっていくということだ。
エクスペリエンスデザインはビジネス・戦略レイヤーから日々の運用レイヤーまで適用することができ、モノが売れないいまの時代には面白い仕事だなとは思う。
社会のレイヤーでそれを実現しているのがお隣中国である(という話も面白いのだが、今回の本題とは関係ないので省略。)
思っていること
前の記事に近いかも。
いまはコンサルタントなので、基本的には営業やマネージャー・パートナーが取ってきた案件をデリバリーして、お客様の期待に応えるもしくはそれ以上のモノを出すのが仕事。
その中で、売上を作らないといけなかったり、取れてしまったり(?)して、先述したとおりの得意領域や、今後挑戦していきたい領域の仕事ばかりではなかったりする。
例えば、
・クライアント社内の合意形成のために必要な提案書をまとめる
とか
・落とし所は最初からほぼ100%見えているけど、なぜそうなのかを説明するために緻密な資料をつくらないといけない(資料で使ったフォントサイズは5ポイント)
とか。
ぶっちゃけ自分の会社や自分が得意なことではないし楽しい仕事でもない。
だいたい毎回の打ち合わせでボコボコにダメ出しされる。下請け、みたいな扱いをされる。
ロジックが通っているのは前提だけど、ロジカルだけならAIで良い。
重箱の角をつつくような資料修正が延々と続く。
でもコンサルなので、お客様の要望には答えないといけない。
なのでこのような働き方だと結構しんどいなと思った。
それは何でだろう?どうしたら、ずっとこんな働き方をしなくて済むのだろう?
と考えたときに、
圧倒的に強い哲学を持っているか、確固たる技術を持っていることが大事な気がしている。
もしくはこの両方なのかもしれない。矛盾しているわけでもないし。
何に対してお金をもらっているのか
「何でお客がお金を払ってくれるのか」ということを考えた際に、
上記の2つのいずれか(もしくは両方)がないと、提供できる価値が「労働時間」になってしまうんだよなあ、ということ。
それだと例えば、上長に提案を通す必要があるけど、能力または時間が足りないので「アウトソースする」とか、
反発必至な提案を通すのに「汚れ役」をやってもらうとか
そういう使い方になる。
もしくは単純にタスクが溢れているから助けてねという「派遣労働者」。
近い例が電通。電通はお客様にNOを言わない。どんな無茶な要望でも応える。
お客様の要望にすべてお答えするというのは聞こえがいいかもしれないけど、
自分の手元に技術がないと結局そういう世界になる。
そうなると、
・要望がどんどんエスカレートして非人間的な要求(明日までにこの資料できますか??)とかをするようになり、
更に悪いのが
・お客さんにとっての意味が「何か新しい発想や価値をくれること」とかではなく「丸投げしても全部やってくれる」「自分がやるべき仕事を(手伝ってくれるどころか)代わりにやってくれる」なので、お客さんのコミットが下がる。一緒に考えてくれない。意味があるんだかないんだかわからないようなレビューをする。ロジックはあるかもしれないけどパッションがないので楽しくない。
ということになり、もはや何のために仕事をしているか不明である。
21世紀に「創れる」人に
それで、今はデジタルやUXを「企画」したり「調査」したり「改善」しているけど、もっと自分の手で創れるようになりたいなと最近考えている。
具体的にはプログラマーやデザイナーに興味がある。
プログラマーは周知のようにデジタル時代に求められる職業だし、デザイナーは、もちろん綺麗で美しいものを創れるということもあるが、ビジネスや、ひいては社会課題の解決においてもデザインの考え方が求められている。その両者は、WEB・UXUI領域で仕事をしているにもかかわらず、いまあまり分かっていない。
あとは、最悪会社をやめても、どうにか食いつないでいけるように、というのもある(英語や中国語もできるけど、易しい翻訳の単価は低い)
もちろん、プログラマーやデザイナーとして働くことがいまの仕事の課題をすべて解決してくれるとは思っていないし、プログラマーやデザイナー自体、技術の高さに見合った待遇を受けられなかったり、長時間労働が状態化している現実もある。
ただ、新しいことに挑戦してみるのも悪くはない。仕事をだらだらやらずに早く終わらせる動機にもなるのではないかとちょっぴり期待もしている。
とりあえず、オンライン講座から始めてみて、また進捗を書いていこうと思う。