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ハッピーに生きたいアラサーゲイ🏳️‍🌈IT系会社員→🇬🇧で大学院生。日々の記録や考えたことなど。

選択

今日は実家に帰って、おそい父の日や家族の誕生日を祝った。

その席で、これまであまり言われたことがなかった話で、印象に残ったことがあった。

父親が何度も繰り返していたのが、豊かな才能があるのだから、現状に満足せずチャレンジしなさい、ということだった。

うちは三兄弟でみんな会社員だけど、会社に縛られるような人生になるな、と。

父親は自分たち子供がまだ幼稚園だったときに会社を辞め、家族を連れてアメリカの大学院に留学。帰国後は自分の事務所を設立したり、大学で教えたりしている。

兄弟それぞれで、勤めている会社の業績が悪かったり、長時間労働だったりするのもあって、会社のために疲弊していくような人になってほしくないという思いがあったのかもしれない。自分の仕事の残業時間とその割の手取りの少なさが異常だということを、家族と話す中で指摘されたし、親の目線としては安月給でこき使われている息子をみていたたまれない気持ちになったのかもしれない。

 

自分自身は、海外留学したい、新しい分野で自分の力を試したいとは言いつつ、忙しいとか、現在の会社でもっとできるようにならないといけないから、とか期待されているから、という理由で行動を起こすことをためらっていたように思う。

会社に慣れて、会社がコンフォートゾーンになっていく中で、新しいことをやって全然通用しなかったらどうしよう、という不安もある。

東京でくらしていて親しくなった友人もたくさんいるし、いまの会社では同僚や上司の期待に答えなければ、恩に報いなければという気持ちもある、

でも確かに、ひとつの会社に長くいればいるほど転職やキャリアチェンジのハードルは上がっていくし、変化を拒む自分を正当化する理由ばかり見つけてしまうかもしれない。会社が自分の子供のような存在である創業者ならともかく、しょせん一人の被雇用者なのだから、そんなに守りに入らなくてもいいのかもしれない。

これまでもやめる時期を決める、とか行動を起こす、といいつつずるずる引き伸ばしてきたことで、自分の人生を他人に委ねる選択をしてきているともいえる。

何で留学したいとか、何がライフワークなのかとか、どんな仕事がしたいとか、きまっていなくても良いじゃないか。人生の中で、仮説検証の回転数を上げればよいだけの話。

今度こそちゃんと決める、目標を達成する。そのために、目の前のしごとが忙しいことに甘えずちゃんと考える時間を確保しようと思った。