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ハッピーに生きたいアラサーゲイ🏳️‍🌈IT系会社員→🇬🇧で大学院生。日々の記録や考えたことなど。

2023年10月:約10年ぶりに学生

UKに来ておよそ1ヶ月が経過した。1週目はインダクション中心で、現在講義の3週目が終了したところ。授業と生活それぞれこんな感じです、というのを書いておこうと思う。

授業

授業は秋学期は週に4コマ。

というと結構時間ありそうにも見えるが、各授業とも毎回50−100ページのリーディングをしてきている前提で進められており、なかなかハード…(できるだけ英語で読み切りたいと思いつつ、時々DeepL先生に頼っています)

ジムに行ったり自炊したり、休みの日は街に出る程度の時間はあるけど、睡眠時間を極力削らずにやるべきことを終わらせるための生活リズムや勉強スタイルについてはまだ模索中。
そして今学期は人権というものの成り立ちや理論、哲学的観点から批判的な問いを投げかける、というような抽象的な内容の講義も多く、正直授業の内容を100%理解できている自信はない…。

ただ学生主体のカンファレンスやリサーチ系のプロジェクトなどもキックオフしてとてもワクワクしているし、先生も同級生も人権分野の最前線で活躍している人ばかりで、話を聞くだけで刺激がたくさんある。

生活

寮はキャンパスの外れの方にあり、講義棟まで徒歩10分ぐらい。街の中心までは徒歩30分ぐらいなので最近自転車を買いました。
部屋はビジホぐらいの広さでシャワーとトイレは専用、キッチンは7名の学生でシェアしている。なぜかシャワーにヘッドがついてなくてただ水が流れてくる仕様だったのでアマゾンでシャワーヘッドとホースを買ってつけた。

大きなスーパーが徒歩10分、アマゾンもあるので買い物にはそんなに困らない。物価は日本より全体的に高く、(円安困る・・・)外食は高い上にクオリティは全体的に微妙。ただ野菜やパンなどは消費税がかからないらしく日本より安いので自炊すればそれなりに節約できそう。
イギリスに来て一番美味しかった料理はシリア難民の人がやっているシリア料理のレストランだった。アジアンスーパーもあるそうだけどまだチェックできていない、というか意外とまだ日本食シックになってない。忙しくて食事のことを考える優先順位が上げられないから…?

パートナーとの遠距離恋愛については(もはや恋愛というフェーズではないけど適切な用語がないので)週2回1〜2時間ぐらいビデオ通話している。SNSに書いたり友達に話すまでもない、どうでも良い情報をあれこれと話すのを聞いてくれるのでありがたい時間である。あと猫が私が不在になって以降パートナー氏にべったりらしくて嫉妬してる。

所感

あと最初の2週間ぐらいの所感をiPhoneのメモ帳に書いていたのでここにも載せておこう。

  • 自分も学生に戻ったら気持ちが若くなるかと思いきや学部生だと18〜20歳、院生でも21,22歳の学生がたくさんいるので逆に歳をとったことを実感する笑 
  • 広い。芝生や池があってリスや鳥もたくさんいる。
  • おもったよりおしゃれしてる人が多い。アメリカの大学のイメージでみんな大学名のパーカーにジーンズなのかと思いきやそうでもなかった
  • とにかく多国籍でイギリス英語じゃない人も多数。キャンパスは無国籍風のコンクリート建築が多いこともあり、今イギリスにいるという実感があまりわかない。
    • 留学生も多くて、私のコースは全体で40名程度のうちイギリス人1,2名ぐらいしかいなそう。
    • またHuman Rightsは全体的に女性比率が高くて男子学生は圧倒的に少ない(なんとなく人権に興味を持ちそうな人に女性が多いのはわかる気はする…)
  • 喫煙率高い、歩きタバコも多くてこれはちょっといただけない…。
  • Inclusionがかなり意識されている。スロープや自動ドアも多く必ず段差のないルートが存在する。車椅子の学生もよく見るし、子どもや犬を授業に連れてきている人もいた。
  • 入学前に性的同意のコンテンツの視聴が必須だったり、カウンセリングを無料で受けられるなど学生の安全を守る意識も高いと感じた。
  • デジタルが進んでて手続きは全部オンライン。授業の録画が聞けるサイトや、課題提出専用のサイトなどがある。また図書館の文献がほとんどPDFで落とせるようになっていて、iPadで勉強するのにかなり便利。(ツールが全部バラバラなのは若干なんとかしてほしいが)
  • 街全体の話だけど、チャリティーショップや寄付箱が目立つし、それなりに中身も入ってる。恵まれない人を社会全体で助けなければ、という意識が強い気がする。
  • 意外と天気は悪くない(これから悪くなるっぽい)でも1日の中で晴れたり雨が降ったりして変化が多いから折りたたみ傘は必須。

 

今だからできること

今月、まさに私の専攻に関係することで、イスラエルガザ地区への攻撃という世界的にも大きな人権侵害が起きている。
死傷者の数やライフラインの状況などイギリスでは
毎日報道され、大規模なデモも行われている。
それに対して図書館で本を読んでいるだけで実効性のある行動を何もできない自分にかなりモヤモヤした部分もあった。
SNSだけでももっとやりたいけど、情報収集したり考えをまとめる時間が取れていなくて…。
ただある先生が、自身の大学院生時代を振り返って「ずっとNGOなどで活動してきて、大学院に来ても現場にでてChange Makingしたいという気持ちが強かった。結果大学院をあまり有意義な時間にできなかった」と語っていた。
その話を聞いてもしかしたら今の問題には無力かもしれないけど、これから先まだまだ出てくるであろう問題に立ち向かう力をつけるために今できることはたくさんあるなと思い直すことができた。文献を読んで考えたり、先生やコースメイトと議論したり、色々な人に連絡を取って話を聞いたり、大学院生だからこそできることを追求していきたい。

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今日でサマータイムが終わって暗くて寒い冬が本格的に始まる。マヌカハニーやらビタミンDやら装備したけど無事乗り切れるかしら…。来月の今頃病み日記を書いている(あるいはまったく何も書いていない)ということがないようにしなくては。