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ハッピーに生きたいアラサーゲイ🏳️‍🌈IT系会社員→🇬🇧で大学院生。日々の記録や考えたことなど。

ひとり合宿2018

もう仕事が始まって数日経つが、冬休みの後半の話。

今回は2015年冬以来のひとり旅で、珍しく国内。

道後温泉に行ってきた。

自分としてはなかなか得るものも多かったので、振り返りを兼ねてブログを更新しようと思う。

 

いつもは友人や恋人と来るけど、国内で温泉旅行にひとりで来るのは初めてだ。

今回の目的は、都会の喧騒を離れてゆっくり休むというのもありつつ、メインの目的は「ひとり合宿をする」ということ。

 

  • なぜ「ひとり合宿」なのか

働き始めてからの3年間、平日は仕事に突っ走り、休日や長期休暇はためていた睡眠負債の返済、もしくは友人・恋人との予定でほぼ埋めていた。

それで、ゆっくり振り返りの時間を設けたり、何かひとつのことについてじっくり考える時間を取れていなかったように思う。

今の仕事は頭脳労働的な仕事だし(いや頭脳労働も体力が上限値を決めてはいる…これについてはまた今度)、どう進めるかとか、プロジェクトでどうやって価値を出すか、自分がコンサルタントとしてどう成長していくかという思考は確かにしている。

でもそれだけじゃなくて、もっと俯瞰した視点で、「どういう人間でありたいか?」とか、「もっと自分の率直な望みを素直に吐き出した方が良いのではないか?」といった普段とは違う思考はできていなかった。こういう思考自体簡単ではないので、先送りにしがちだったように思う。

 

そんなときに、尊敬しているマネージャーが、よく旅館やビジホで「ひとり合宿」をしているという話を聞いて、自分もやってみようと思った次第。

理詰めで考えるというよりは、ゆっくり温泉に入りつつ、合間に少し普段とは違うことを考えたり、本を読んだりできると良いなという程度で、ここ道後温泉にやってきた。

 

※本当は海外のビーチリゾートに行きたかったけど、航空券代が高すぎて断念した。代わりに「行ったことのない都道府県に行く」という切り口で温泉宿を検索し、ここに至る。元日にふと思い立って飛行機と宿を早々と予約した自分のフットワークの軽さを褒めたい。



仕事をしていく中で「目標設定」と「振り返り」の重要性は知っているつもりだった。

プロジェクト前には目標ミーティングを実施してプロジェクトという機会を活かした個人のゴール設定を行い、振り返りミーテイングではプロジェクトを通した学びを整理する。

半期ごとの評価面談では、これまでの評価と今後の成長プランについて話す。

悪くない。

悪くはないが、どうしても「今の場所でどう頑張るか、どう成長していくか」という現在の延長線上に閉じた話になりやすいし、「自分個人としてどうなっていきたいか」という話は、会社の人には話しにくい部分ではある。

(上司との相性云々より、ゲイをカミングアウトしていないがゆえに思っていることが100%は言えなかったり、今の仕事の延長線上にないことは相談しにくいよなとか)

 

じゃあ仕事とは別にプライベートの目標を立てればいいじゃん、というと

それも悪くないけどまだ足りない。

「仕事」は人生の一要素でしかないが、「プライベート」もまた同様に一要素でしかない。

 

それらを包摂した自分全体として、「どういう人生を歩みたいか」「どういう人でありたいか」という上位概念から考えて落とした方が、自分としても腑に落ちやすく考えやすいのではないかと思っていた。

 

で、年末にたまたま自分のアンテナに引っかかったのが「7つの習慣」。

初版から30年経っても残り続けるということは、何かしら普遍的で学べることもあるのではないかと感じたのでAmazonで購入。

今回の合宿は、年末に上司と行った振り返りや、自分個人としての振り返りを使用しつつ、

「どんな人になりたいか」「どうありたいか」を考える材料として、この本をベースにすすめてみた。

 

そのなかで、特に今の自分にとって必要だなと思われたのが「ミッション・ステートメントの作成」、すなわち自分の価値観の言語化だった。

 

今と過去の仕事や私生活、人間関係、興味関心、何に対して感情を掻き立てられるか、を振り返ってみて、考えた。

 

できたミッション・ステートメントv1は、

(自分を含めた)1人1人が自分の可能性を最大限に発揮できる社会をつくる、その障壁を排除する、という

今の自分に一番影響を与えた団体であるAIESECの理念から借りてきたものがメインになった。

ただこれだとただのコピーで、自分ならでは感がないので、今後定期的に見直し、アップデートしようと思う。 

  • で、今年の目標は?

7つの習慣の詳細はほかに譲るが、7つの習慣というのは並列ではなくステップのようになっており、自分としてはまず最初の1~3の習慣を実践していくのが良さそう。

去年は意思をもつという目標を掲げて、

今年は「人としての軸をもつ」ことをテーマにしました。

やろうと思ったことに飛びついてはポイするのではなく、一定腰を据えて取り組むとか、その場その場の感情じゃなくて、もっと深い所に根ざした行動がとれるようにしたい。

で、目標自体はもっと数字に落としたりしないと達成有無がはかれないので、それはもう少し個別に決めていこうという次第。

  • 例えば
    • 人間の可能性発揮につながる自分の興味分野について、知識を得て具体的なアクションに落とす。まずは行動してみる→現在の興味分野(ジェンダーセクシャリティ)について基礎知識を入れて(本2冊、勉強会やセミナーできれば1回)、より深めていきたいのか決める
    • 大切な人との時間を自分から作る…月に1回は誘われるのではなく自分から誘う 
    • 7月末までに腹筋を割る など




当たり前のことながら、自分の弱い部分や、怠けてしまう心はそう簡単に変わるものではないと実感するし、ましては新しい1年になったからとか、目標を立てたからといってすべてがリセットされてサイコーの自分になれるわけではない。

 

理想に追いつく努力もしていきたいが、まずは過去の自分との比較で自己ベストを更新することが大事。

2018年が自分史上最高の1年(←instagram広告で見かけたコピーの流用)だったと年が終わって自信を持って言えるような、そんな1年にしていけると良いと思う。

 

  • 余談

・ひとりで温泉旅行する人はやはり少数派ではあったが、皆無ではないと気づいた。

そうだよね、地元や家族や職場を離れて、たまには一人になりたいよねー。

今回思ったのは誰かに話したい、話しかけたい欲求がいつになく高まったということ。

ただ、変に思われるんじゃないかとか、迷惑じゃないかという自意識でできなかった場面も多かったけど…

ごはん屋さんで、店員さんがまったく英語話せなくて困っている外国人とか、何か手助けしてあげればよかった…そういうときに変に自意識を持たずにさっと助けられる人になりたい。

自分は週末や長期休暇を友達や恋人との予定で埋めがちなんだけど、こういうのもありだと思った。

 

道後温泉はとても良いところでまた来たいと思った。草津温泉有馬温泉、その他全国各地の魅力的な温泉地で行ったことのないところはたくさんあるので、いずれ行きたいな…



三が日は終わったけれど

 

4年ぶりぐらいにブログをちゃんと書くことにしました。

 

最近はより手軽に書けるTwitterばかり使っていたので、

腰を据えて文章を書く機会を増やせるといいなと。

週に1回ぐらいのペースで、続けていけるとよいなと思う。

 

いまは冬休みで暇だから深夜に突然ブログ作り始めたりもできるけど

自分の性格上、日々の生活が始まって忙しくなったらすぐに放置するのは目に見えている。

どうせ眠れないし、明日も昼間で予定がない。

「なんのためにブログを書くのか?」をちゃんと明らかにしておこう。

 

何も考えないで生きることへの危機感

日々暮らしている中で、

「イラッとしたこと」「もやっとすること」「イイね!と思うこと」

「もっとこうなら良いのに、と思うこと」はたくさんある。

 

でもそのイラッと、とかイイね!という種は、

往々にして激流のような日々の生活の中に沈んでいってしまう。

よくてちょろっとツイートする程度。

 

しょうがないよね忙しいし、と先送りにし続け、日々何となく過ごしていると、

自分にとって大事なことが見えない、軸がない人間になってしまう。

そんな危機感を持った。

それは年を取れば勝手に身につくのではない、自分で作っていかないといけないものだと、

(特に仕事をはじめていろいろな「大人」に会うようになってから特に)思う。

 

 

感情による振れ幅を自分でコントロールするとともに、自分の価値観をもっとクリアにしたい

 

目の前の事象に対して「ムカツク!」と感情を爆発させるのは子供のやること。

だがそのまま大人に、高齢者になった人もたくさんいる。

そして自分もそういう刺激反応的なところがあるのは否定できない。

 

これは自分の怒りスイッチ(や嬉しいスイッチ)がどこにあるかわからないまま、

他人の言動に振り回されながら生きることになることを意味していて、

人に迷惑かけるとかもあるけど、単純に怖いことだなと思った。

 

自分も他人の発言に対してすぐ「は?」とか思うタイプなので、

「ムカツク!」とか「うれしい!」とかの感情の動きを掘り下げていくことで、

自分にとって何が大切か、何が好きで何が嫌いか、

今よりも少しわかるんじゃないかと期待している。

 

消費だけでなく、生産したい

人の活動を、消費活動と生産活動の2種類に分けたときに、

自分は消費するばかりであんまり生産していないなと気づいた。

映画を見るけど見るだけ、

音楽を聴くけど聴くだけ、

本を読むけど読むだけ。

そんな状況だった。

時には1日12~14時間も働くことがあるベンチャー企業勤めなので、

体力的・気力的に厳しいとかもあるけど…。

 

ただ、生産することで、その分野の楽しさや難しさ、

その道で生きるプロの技術の素晴らしさがより実感できるし、

やってみることでしか身につかないことはたくさんある。

活動がお金になる可能性だってある。

 

生産活動の多くは専門的な技術が必要だけど、(例えば映画は簡単には撮れない)

文章を書くのは、上手にできるかどうかは別にして、最も簡単にできるし、

他の何にでも繋げられる生産活動だなと思う。

例えば、

映画を見るのは消費だけど、それをもとに批評記事を書くのは生産。

Apple製品を買うだけなら消費だけど、そのレビュー記事を上げるのは生産。

 

なのでこのブログを書くのは基本的には自分のためで、

何かを生産することへのハードルをどんどん下げていきたいなと思っている。

 

本音を書ける場所

プロフィールにも書いているけど、自分はセクシュアルマイノリティで、ゲイ。

(ちなみによくゲイは「心が女の男」とかって言われがちだけど

そうではなく、男性を好きになる男性のこと。これについてはまたどこかで書くし、随時触れると思う。)

 

今の社会では、セクシュアルマイノリティが自らの性自認性的指向を意識せずに生活するのはまだけっこう難しいし、

自分のアイデンティティのすべてではないにしろ、ひとつの重要な要素であることには間違いない。

一部の親しい友人や同僚にはカミングアウトしているけど、全員に対してオープンにしているわけではない。

 

だから公開しているFacebookTwitterのアカウントだとどうしても書けないこともある。

でも、だからといってゲイである自分が考えたことに対して蓋をするわけにもいかない。

それも自分の一部なのだから。

もちろん、ゲイ以外に「日本人である自分」「帰国子女である自分」「会社員である自分」「20代の若者である自分」など、様々な「自分」の切り取り方があって、そのような様々な側面からも考えられる場にしたい。

 

そんな訳でこのブログも当面は匿名で、書いていくつもり。

そのうち気づかれるかもしれないけど。